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Office2019のインストールが面倒な件

VolumeLicenseですでに提供が始まっているOffice2019ですが、インストールが大変面倒なことになっています。


Volume License Service CenterからOffice_Deployment_Tools_2019
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をダウンロードして実行すると、ライセンス条項に同意するかの確認画面がでます。
このまま続行すると、フォルダの展開先選択ダイアログが表示されるので、てっきりインストーラが展開されるものかと思いましたが、甘くない。




展開されたのは以下の4ファイル、setupファイルと3つの構成ファイルでした。
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setupをダブルクリックしてもインストールは始まりません。
それもそのはず、コマンドラインで構成ファイルを読み込まないといけないのです。
展開された構成ファイルはそのベースとなるものでした。
(readmeとかも一緒に展開してくれればいいのにね。)


しかし、構成ファイルに記載されたリンク先はOffice 365 ProPlusの展開ガイド。
その他については??な状態です。

VLSCに戻って確認すると、以下へのリンクがありました。
docs.microsoft.com

構成ファイルの細かい仕様は上記MSのサイトを参照いただくとして、
こんな構成ファイルを作成しました。

ファイル名:configuration32.xml

<Configuration>
  <Add OfficeClientEdition="32" Channel="PerpetualVL2019">
    <Product ID="Standard2019Volume" PIDKEY="XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
</Configuration>

32bit版、Office2019 Standard用です。実際にはPIDKEYに正しいプロダクトキーを埋め込みます。

こいつを読み込ませることで、インストールができるようです。

管理者としてコマンドプロンプトを実行し

setup /configure configuration32.xml

とすることでインストールが始まりました。
いつもの画面が表示されて一安心です。
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無事インストールができたので、後はいつもの通りショートカットキーを登録し、別のフォルダにコピーしておきます。
Officeのupdateでショートカットが更新されると、登録していたショートカットキー(ctrl+Alt+指定したキー)も消えてしまうので、その対策です。
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なお、テキストエディタで作成するのがちょっと、という方はOffice カスタマイズ Toolを使用するという選択肢もあります。
ちょっとハマりそうなのは、製品を選んだ後、「追加」を押さないと設定が反映されず、次に進めないこと。
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ところで、カスタマイズツールではアプリケーション毎のオプション設定もいじれるんですね
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シラナカッタ…