我輩はブロガーではない。ネタもまだない

SASとかDelphiあたりの人様の役に立たないネタを提供します

SASの認定試験を受ける(SAS Base Programming Specialist 試験内容編)

SASの認定試験を受ける(Base Programming Specialist事前準備編) - 我輩はブロガーではない。ネタもまだない
SASの認定試験を受ける(Base Programming Specialist日程確定編) - 我輩はブロガーではない。ネタもまだない
SASの認定試験を受ける(Base Programming Specialist受験編) - 我輩はブロガーではない。ネタもまだない

Base Programming Specialist受験編は今回で最終回です。

さて、前回は試験を開始するところまでを解説しました。

今回は試験内容について解説します。
(当然ながら画面キャプチャはありませんので、記憶がフレッシュな内に記事にしておきます)



最初に言っておきます。

以下の認定資格サイトにアクセスして、画面下部のリンクから模擬試験をやってください!

www.sas.com

f:id:japelin:20210819231619p:plain
これだけで90点は堅いです。



試験は仮想Windows環境にログオンした状態から始まります。
試験は実際のSAS環境(SAS Display Manager、SAS Enterprise Guide、SAS Studio、もう1つあったような…)を使って、SASコードを作成し、データの加工、取得をすること、誤ったプログラムを修正し、正しく実行すること、等です。


最初の10分で、SAS環境のセットアップ、カスタマイズをする時間が与えられます。
慌てていると、あっという間に10分経過して試験が始まってしまうのでご注意ください。

できることは、使用するSAS環境を使いやすくする(ウィンドウサイズやレイアウト等)くらいなのですが、慣れない環境だと、試験のプレッシャーもあって全然コード書けません。
仮想環境なので若干パフォーマンスも落ちますし、コピペも完璧ではないし、F3でサブミットできないし‥、焦りに焦り…、ということになりかねないので、しっかり準備しましょう。


なお、ウィンドウ右上には残り時間が表示されています。
私は一通りの問題をとき終わるまで気が付かず、かなり焦りました。手元に時計はないし、PCの時間はUS時間(多分)だし。


さて、セットアップが終われば、模擬試験と同じような内容の試験が始まります。
コードを書き、得られたデータセットから値を探す、プログラムのエラーを修正し、サブミットした結果を答える、等です。
とにかく、半年前ですが模擬試験を受けておいてよかったです。



仮想環境を使った問題が終わると、旧来の試験問題が待ち構えています。
とはいえ、単なる知識ベースで答えられるものではなく、普段からdataステップ、merge、in、first/last、各種プロシージャを使っていないとパッとは答えられないものが多かったように思います。
一部proc meansが思い出せなくてproc summary + printでひねり出しましたけど、コードはどうでもいいのです。正しい答えが出せれば(プログラム自体に得点は割り当てられていません)


ようやく、「もっている」=「SASが書ける」というレベルの試験になった気がします。

すべてを解き終わると、問題のレビューができます。
最初に戻って仮想環境から見直すこともできますので、ミス、悔いのないようにしましょう。



また、試験終了を選択すると、試験結果がすぐに表示されます。

私の結果は、残念ながら満点ではありませんでした。


内訳ってどこかで分かるんですかね。
データ加工が88%で、その他3つが100%、総合スコアが958でした。


dataステップは言わずもがなですが、proc sort, descending, find, index, 文字列結合、proc means, in=オプション、first/last一時変数、proc transpose、SAS日付値、odsステートメント、proc import あたりがオプション込みで空で書けるなら、まず落ちないでしょう。


なお、試験終了72時間以内にメール通知が来るとなっていましたが、私の場合、試験終了9時間後にメールが届き、SASのCertification Managerにも表示されるようになっていました。
f:id:japelin:20210819233259p:plain
(それまでは受験履歴にも表示されませんので焦らないよう)


f:id:japelin:20210819235319p:plain

ふぅ、よかった。