我輩はブロガーではない。ネタもまだない

SASとかDelphiあたりの人様の役に立たないネタを提供します

BaseSASユーザのためのGit(その5:別ブランチの変更を反映させる)

さて、前回はサブミットのテスト用環境(ブランチ)を作成し、プログラム本体の変更も行いました。
最後に、ブランチをmasterにマージしてもいいんですけど、テスト実行のログとかは必要ないので、プログラム本体の変更だけをmasterブランチに反映させたいと思います。



まずはmasterブランチをチェックアウトします。

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右クリックしてmasterをチェックアウト

続いて、反映させたいコミットを右クリックしてチェリーピックを選択します。

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チェリーピックとは、美味しいさくらんぼをだけをつまむ、つまり「いいとこ取り」のイメージから来ている


確認のダイアログは日本語化されていませんが以下のように書かれています。

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1つ目をチェックしなければコミットはされず、ステージングの状態となる


チェリーピッキングでは、特定のコミットを選択し、その変更点のみを現在のブランチに適用することができます。
□マージが成功したらすぐにコミット。(チェックを外せば、変更がIndexにステージされた状態になります)
□マージコミットメッセージにコミットIDを含める。



成功すると以下のようになります。

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チェックを入れておくと、チェリーピックしたコミットIDがコミットメッセージにセットされ、コミットされる。

フォルダを確認しても、サブミットテストではコミットされたログファイルなどはありませんが、プログラムは正しく変更が反映されています。

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他のブランチで作成したファイルはない


チェリーピックを使うことで、開発中やテスト中のブランチのコミットをサブミットテストの環境に反映させ、実行テストができるようになる、という算段です。