CDATA SAS.dsを使ってみる(その3:CRUD編)
CDATA SAS.dsを使ってみる(その1:データセットアクセス編)
CDATA SAS.dsを使ってみる(その2:属性編)
に続き、CDATA SAS dataset Firedac componentの検証記事(とりあえず最後)です。
(いずれも検証時点で入手可能なβ版 21.0.7829 を使用しています)
さて、最後の回はSQLで重要なCRUDについての検証結果です。
C:Create tableのプロパティ
実行するSQLは以下の通り
create table NEWDS (name VARCHAR(20), age INT);
結果は…
正常に作成されたように見えますが、SASで開くと…
文字コードがwlatin1固定なのでこのデータセットに日本語をinsertすると、文字化けします。
作成バージョンがWin8 pro 64bit、SAS9.4 M2なのは開発バージョンなんでしょう。
Win8?と思いましたが、M2にはホストバージョンを正しく取得できないというバグがあったはずなので、それもあるかもしれません。
insertは動く
実行するSQLは以下の通り
insert into NEWDS (name,age) values ('Taro',30),('山田',31); insert into test (char,i) values ('山',200);
Dropは基本的にはOK
最初に作成したNEWDSに対して、以下のSQLを実行します
drop table NEWDS;
dropに限らずなのですが、firedac経由ではcase sensitiveなようで、大文字小文字を正しく指定しないとアクセスできません。
以下のコードであれば正しくテーブルが削除されます
drop table newds;
なお、検証時に再現しなくなってしまったのですが、DROP TABLEでテーブルを削除すると、0KB、空のSASデータセットになってしまうという現象に遭遇しました。
なお、今回の一連の検証結果についてはCDATAの担当者に連絡済みで、すでに検証が始まっているそうですので、改善もしくは対応されることを期待しています。